休業している間に長年通ってくださったお客様が来られなくなった。
長くサロンを経営しているうちにはそんな時もあるでしょう。
離れる理由を伝えられたとしても、本当の理由・真実はわからないものです。
この記事では、個人の癒しサロンや隠れ家サロンに通い続けて20年超のライターがお客様側の気持ちをお伝えします。
お客様がサロンを離れる5つの理由

サロンオープンして年月が浅いオーナーさんは、リピーターさんが去る時にショックを受ける人もあるようです。
お客様が離れる理由はサロン側の不手際があったからとは限りません。
どうしようもない理由もあるのです。
- 距離的に無理になった(自宅の引っ越し、会社が変わったなど)
- サロンに通う習慣が難しくなった(ライフスタイルの変化、時間的金銭的に)
- 新しい施術を受けたくなって別のサロンに変わった(お客様は新鮮さを求める)
- 同じような施術でコスパの高いサロンを見つけた
- お客様対応に違和感を持つ出来事があった
お客様との別れが来るのは仕方のないこと。
1.2のように物理的に無理になるケースが一番多いでしょうか。
サロンに通うことが習慣なら、無理な習慣は長く続けられないものだからです。
3.のように内容の目新しさを求めるお客様は一定数います。
マンネリ化しないように新しい施術を取り入れるのもひとつの方法ですね。
その他にもできることもありますよ。
季節のお花や季節行事に繋がる置物などは今すぐできる新鮮な演出です。
おもてなしの心がダイレクトに伝わって嬉しいものです。
4.の場合は同じ様なものとして比べられてしまったものですね。
「あなただから任せる」という部分が弱いと価格競争に巻き込まれてしまいます。
これはあるオーナーさんとのよもやま話の中で出てきた言葉です。
お客様はいつかは離れるものだと思っている。
今来られている方にはできるだけのことをしてさしあげたいと思う。
このオーナーさんの後日談です。
テナントのオーナーさんが撤退することになり、急遽新しい場所を探すことになりました。
サロンの場所が変わった後もほとんどのお客様がついて来られました。
比較的近距離の引っ越しではありましたが物理的変化を乗り越えた例ですね。
- 物理的状況で離れることを冷静に理解している
- お客様に毎回新鮮な喜びを提供している
いつかは別れの日がくると知りながら、目の前の方に一生懸命になれる人。
長年のお客様がついて来られている率が高いように感じます。
お客様がサロンを離れたくなる心理的要因

お客様がサロンを離れたくなる理由で見過ごせないのは心理的な理由です。
サロン側の努力で防ぐことができるからです。
究極はこれだと思いますね。
- 大切に扱われていないと感じる
小さな違和感はある日突然、大きな違和感へと変化するかもしれません。
たとえば・・・15年前位の昔話をしましょうか。
7年近く通っていたサロンにて
そのサロンでは毎回ふたつのオプションを選ぶことができました。
追加料金を上乗せする形のサービスです。
いつもAオプションをお願いしていました。
その日は初めてBオプションもお願いしたのです。
サロンオーナーさんは予想もしていなかったのでしょう。
予定外の段取りとなったようです。
要望には応えてくださいましたが、ちょっと不機嫌な対応だったのです。
その時「素のお顔を見てしまったような怖さ」を感じたのですね。
親しいお客さんに気を許した程度だったのかもしれませんが・・・。
多少の違和感が出てきつつも、継続して通っていたサロンでした。
振り返ればこの出来事がフェイドアウトするきっかけになった気がします。
サロンオーナーさんとお客様との距離感は難しいものです。
友達みたいに仲良くなりたいお客様もいれば、プライベートには踏み込まれたくないお客様もいます。
この問題に正解があるとするなら「お客様のご希望に添う」ということです。
わざわざ足を運んでサービスを受けてくださるお客様であること。
どんなに親しい間柄になったとしても、敬意を持って接することは忘れてはならないように思います。
(お客様側も無理難題は禁物、それはお互い様ですよね)
お客様がサロンを離れる隠れた理由

お客様が実際にサロンを離れる時、明確な理由がない場合もあります。
私自身も経験があります。
それは何でしょうか?
結婚1周年は結婚して丸1年ということ。
いわゆる紙婚式ですね。
2年目に入ります。
翌年の結婚した日が丸2年で2周年。
名前は綿婚式となります。
これがシンプルな答えです。
物理的な理由でもなくサロン側の落ち度でもない。
お客様側にしたら悪気なくよくあることなんですよ。
〇日後にサロンに行く義務はないのですから。
無意味な失客を減らすために次のご予約を取るという手法もありますね。
(忘れないで便利と思う人もいれば、押し付けられると感じる人も)
癒しサロンは一般的にゆとりがある時に行くものかもしれません。
けれどもお悩みが深ければどんな状況になろうとも行くものです。
「〇〇さんのところに行きたい」
思い出してもらえるサロンになるにはどうしたらいいのでしょうか。
お客様に今以上のどんなフォローができるのかはアイデア次第です。
たったひとりで独立した勇気あるあなた。
唯一無二のサロンであり続けることを心より応援しています。
個人の癒しサロン専門のライティングサービス

お客様がサロンを選ぶのはサロンコンセプトを支持する意思表示でもあります。
サロン訪問記では自由取材の形を取り個人サロンさんを応援しております。
当方のライティング作成サービスは、個人の癒しサロン・フリーランスの講師業の方に特化したサービスです。
- プロフィールインタビュー&セッション(思考の棚卸しセッション)
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プロフィールインタビュー、仕事ブログ文章サポートは全てのフリーランス、個人事業者さんのために。
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