7周年と7年目の違い
お店のイベントでよくある「〇周年」と「〇年目」の違いに、とまどったことはありませんか?
どちらで表現したらいいのか迷ってしまう。
今回は、7周年と7年目の違いと使い分けについて探ります。
わかりやすい例で整理してみましょうか。
たとえば、結婚〇周年の場合です。
- 行こうと思っているうちに遠のいた
これはシンプルにわかりやすいですね。
ビジネスの現場で「〇周年」はこんな風に使われることがあります。
お店を開いたのは2013年9月のことでした。
ここまで続けてこられたのも皆様のご愛顧のおかげです。
感謝の気持ちをこめて7周年イベントを致します。
ささやかなプレゼントもご用意していますので
ぜひお越しくださいね。
2020年5月吉日
5月の時点では7周年はきていませんが前倒しするケースです。
- 2013年9月スタート
- 2020年9月の開店日までは7年目
- 10月の開店日が丸7年で7周年
- 開店日翌日から8年目がスタート
1.本来の意味
【周年】
物事が始まってから丸1年経つこと。
結婚後丸1年過ごして1周年で紙婚式。
オーソドックスな使い方です。
2.拡張した意味
【周年】
〇周年記念イベントを開催する時によく使われています。
たとえば、2013年9月スタートで2020年9月に7周年がくる場合。
7周年になる年の7年目の間でイベントをすることはよくあります。
2019年9月設立日以降~2020年9月設立日までの間
アーティスト、ミュージシャンの「〇周年ツアー」などは、数カ月にまたがることがほとんどです。
「〇周年になる年」という意味合いでこの数え方が採用されていますね。
ビジネスではある程度柔軟に使われているのが現状です。
「〇周年記念」の使い方のまとめ
1年目と1周年は明確に区別することができます。
年を重ねるとわかりにくくなってきますね。
ビジネスの場では拡張した使い方をすることはよくあります。
2020年度中に7年目⇒7周年⇒8年目となる場合、7年目の段階で7周年記念イベントと銘打つこともあります。
同じ2020年度なのでちょっと先取りしているんですね。
たとえば6周年記念イベントと7周年記念イベンドだったら?
7の数字はラッキーセブンにも通じます。
6周年より語呂も良く、特別感を感じさせることもできます。
「〇周年」の本来の意味ではありませんが、イメージのために使われているケースは多いでしょう。
言葉と漢字の意味とその選択。
今回はビジネスでもよく使われる「〇周年」という表現について探りました。